2020.04.12ブログ
オンラインで新人研修を実施(担当:倉田)
2020年、今年はいよいよオリンピック開幕だと思った年明け1月、お花見もままならないこんな春を迎えようとは誰が想像したことでしょう。
例年なら3月は新入社員受け入れのOJTリーダーやエルダーの研修が実施されますが今年は中止が相次ぎました。
それでも新入社員研修だけは日程をずらしながらも実施を決めている、あるいはオンラインで実施するなど各社奮闘をしています。
昨今の若手世代は、小さいころからスマホやパソコンが身近にあった世代ともいえます。
SNSに囲まれて成長してきている世代ですから、「SNSが身近な若手世代のコミュニケーション傾向」といったコミュニケーションの取り方を考える研修ニーズも多く、これまでに実施をしてきました。
どちらかといえばSNSを通して行われている簡素なコミュニケーションから、Face to Faceのコミュニケーションにおける注意点やその世代の育成ポイントなどの研修です。
4月に入り、緊急事態宣言はじめ3蜜を避けることを考えると集合研修ではなくオンラインでの研修へ切り替える企業も出てきました。
当初、マナー研修がオンラインでどのくらい効果的にできるかという不安はありました。
しかし、実際に実施をしてみると意外にもパソコンにもオンラインにもその環境に慣れている若手世代は、柔軟にその環境に順応ができていました。
物理的に隣にいなくてもオンラインでも仲間の存在を感じることができるのだと思いました。
よく考えてみればオンラインゲームなどもこの類なのでしょう。
オンライン上ではお互いの顔も見えていますし、講師の顔もホワイトボードの板書も見えていますから、講義を受ける上では大きな不便はないのかもしれません。
もちろん、グループワークやペアワーク、質問を受けるなどのやり取りもいつも通りです。
ロールプレイだけは直接の指導ができないのが一つ課題ですが、それでも工夫をしながら言葉を使ってお互いに説明、確認をしたりとこれまでとは異なる方法でロールプレイも実施しました。
オンラインであるがゆえに声を出し合うことも重要で、普段よりもより密なコミュニケーションに繋がる場面もあり、また違った効果にもつながったと感じることもありました。
実際にみなさんに会える日を楽しみに、お互いにサポートをしながらしっかりと研修に臨むことをお伝えして二日間のマナー研修を終えました
今回のこの事態において働き方や研修のあり方も変えざるを得ない状況がでてきました。
コロナウィルスが終息した時には、今回の体験をもとに、効果や効率、ケアやサポート、様々な側面から今後さらによりよいあり方を考えるきっかとなったことは間違いありません。
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