2020.04.20ブログ
不安と向き合う(担当:倉田)
目に見えないウィルスとの闘いに先の見えない状況、このような状況の中で不安を抱えながら生活している人は少なくないと思います。
仕事の事、学校の事、生活のこと、これからのことを考えると不安しかないと感じる方も多いでしょう。
私たちは、この「不安」といったいどのように向き合っていけばよいのでしょうか。
「不安」は実に巧妙です。いったん気なることがあり不安になってしまうと、道を歩いていても電車に乗っていてもトイレでもお風呂でも・・・と知らず知らずのうちに不安の中に居続けてしまうということが起こります。
そして、不安は新たな不安を呼び、さらなる不安に陥るといったことを引き起こします。
私たちは、不安の中に居続けていても決して気分が晴れることはなく、一刻も早くその思考や感情から離れることが必要です。
1.不安から離れるために
不安から抜け出るために最初にやることは、自分が不安や不安になるようなことをずっと考え続けていないかどうか、客観的に自分自身を振り返ることです。
例えば、食事の度に、どのようなことを考えどのような気分感情を抱いていたかを振り返る、あるいはトイレに入るたびに振り返る、時間を決めて振り返る、など意識的に自覚的に自分の思考や感情を振り返る時間を持ち、観察をします。
気づいたことは変えられる可能性があります。しかし、気づいていないことは変えることはできないのです。
不安になるようなことを考え続けているようであれば、その思考を変えることです。
2.思考を変える
そうはいっても知らず知らずに考えてしまうことを止めることは、最初はそう簡単にはいかないかもしれません。しかし、思考は習慣性です。意識に取り組むことによってその習慣は変えることができるのです。
不安になるような思考に気づいたら、深呼吸をする、敢えて自分の好きなことに集中するなど。
今やっていたことと異なる行動を取るのも良いでしょう。異なる行動を取ることで意識がいったん新しい事に集中し、これまでの思考に間ができるからです。
少しづつで構わないですから、不安のもとととなっているネガティブな考え方を止める、違うことを考えてみるといったことをやってみてください。
私たちは、自分にコントロールできないことを今考えてもどうにもならないのです。
過去を振り返って悔いたり不安になっても、それは記憶を辿るだけで不安のもとを変えることはできません。
思考を未来に向けてもそれがネガティブな思考であれば起こってもいないことをあれこれ想像してありもしないことに不安になるばかりです。
今現在を気分よく過ごすことが最も大切であり、それは心の健康を保つことにもつながります。
今に集中して気分良く過ごすことは、不安に陥る思考を止めていることにもつながります。
是非、今を気持ち良く過ごす工夫をしてみてください。
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