2025.12.23ブログ
『「前後際断」という教えと二コラ・テスラの生き方』(担当:石神)

「前後際断」という教えと天才科学者と言われた二コラ・テスラの数々の発明を生み出した背景となる、人生を少しだけ覗いてみたいと思いました.
人生をより幸せに生きる姿勢に、「前後際断」という言葉があります。「前」は過去、「後」は未来を意味し、「際」はそれらの境界を指しています。「前後際断」とは、過去や未来に捉われず、今この瞬間に集中して生きることを意味する禅の言葉です。
先人は、この言葉に触れ、己の心を見つめ、真の自分の存在を知りたいと願ったに違いありません。
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過去を懐かしむと同時に過去を憂い、未来に希望を託しながらも、未来を心配する、そのような厄介な心を体験しない人は誰一人としていないだろうと思います。
過去への後悔や未来への不安で今の心がいっぱいになってしまうと、何事をするにも億劫になったり、過去の習慣化した思考に侵食され、消極的な人生を送ってしまうかもしれません。
様々な過去への悔やみや未来への不安を「一切断ち切る」ことで、今、この瞬間に存在する生命エネルギーに触れ、生き生きとした生命意識の視点で物事を見る、感じることは大切な姿勢だと思います。
数々の発明を世にもたらしたニコラ・テスラ(1856~1943)も人生を通して同じようなことを量子物理学の世界から語っています。ここで、ニコラ・テスラの言葉を紹介します。
「今、私たちがどれだけつらい現実の中にいると感じていても、それは私たちの未来とは何の関係もないということです。
なぜなら、私たちが見ている現実は「過去の意識の残像」に過ぎず、私たちの本当の未来は、私たちがこれからどこに意識を向けるかで、いくらでも変わるからです。
もし、今私たちが嫌な出来事や苦しい状況に心を奪われているなら、どうかその現実に意味を与えないでください。
なぜなら、宇宙は私たちが何を観測しているかに、忠実に反応するからです。嫌な現実に焦点を合わせると、そこから同じ周波数の未来を描いてしまいます。
しかし逆に、望む未来、望む超意識に焦点を合わせると、宇宙はその波動に一致した出来事の流れを静かに動かし始めるのです。
私たちの現実は、私たちの観測によって形作られています。それが宇宙の本質です。
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変えるべきなのは現実そのものではありません。
変えるべきは、「どの意識から世界を見るか」、ただそれだけです。
私たちの内側には、いつでも静かに未来を選び取る力があります。
私たちの人生は、外側の現象によって支配されるものではありません。
私たちがどんな意識で世界を見ているか、その選択によって未来は形を変えていきます。
望む未来に意識を合わせた時、宇宙は必ずその周波数に反応し、私たちのために道を整え始めます。
私たちには何も証明する必要はなく、ただそうなると選ぶだけでよいのです。
超意識の視点に立った瞬間、私たちの世界は驚くほど静かに、そして確実に動き始めます。
どうかこの時間だけは未来の心配も過去の後悔を手放して、ただ私たちが望む方向だけを心に置いてください。
私たちの人生は私たちが焦点を当てる場所から再構築されていきます。
現実を変えようとする必要はありません。
私たちが望む超意識に触れた瞬間、世界の方が私たちに合わせて書き換わるのです。
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「超意識とは何か」、それは今の現実に縛られていない、私たちの視点です。
過去の経験も与えられた環境も、他人の評価も関係がない、純粋な意識のことです。
何のしがらみもない、真っ正直な意識で望めば、現実は驚くほど早く書き換わります。
嫌な出来事が目の前にあっても、それを基準に未来を判断しなくなります。
そして、その時、私たちが放つ周波数が変わり、世界の反応も変わり始めます。
超意識に立つと、私たちの目に映るものも変わっていきます。偶然だと思っていた導きが増え、必要な情報が自然と届くようになり、私たちを支える人物が向こうから現れるようになります。
それは奇跡ではありません。
私たちが望む未来と一致した周波数を発したことで、宇宙がその振動に合う現象を前方に並べているだけなのです。
現実とは私たちの意識の反射に過ぎません。
わたし(二コラ・テスラ)は長年の研究を通してこの宇宙が意識の焦点に極めて敏感に反応する構造を持つことを知りました。
二コラ・テスラの発見した宇宙の仕組みと「前後際断」の生き方は、私たちの歩む人生への貴重な道しるべだと感じています。

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